【Chnese-Aegis】

[軍事]
【Chnese-Aegis】
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    【左】052C型1番艦 蘭州 170   【右】.YJ-62(C-602)対艦ミサイルの4連装発射管
 
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ソマリアに派遣された「海口」
 
 
【Chnese-Aegis】
【中国海軍】 チャイニーズ・イージス
[転載元]時事.com
 
 戦力増強の著しい中国海軍の中で、注目を集めているのが「チャイニーズ・イージス」とも呼ばれるミサイル駆逐艦「旅洋II」型。
 ブリッジの周囲には、国産のフェイズド・アレイ・レーダーのアンテナを配置していることから、米欧などが装備するイージス艦と同様、艦隊防空の要として機能する新鋭艦とみられる。
 満載排水量7000トン、全長155メートルと、中国海軍の戦闘艦ではかなり大型の部類に入る。
 
 中国は1996年、台湾総統直接選挙前に台湾海峡で大規模なミサイル演習を実施、軍事力を誇示したが、米国が派遣した空母戦闘群に威圧され、演習を中断させられた苦い経験がある。
 それ以降、中国は艦隊防空能力の強化に力を注ぎ、2004年に1番艦が就役した旅洋II型はその集大成とも言われる。

 レーダーだけでなく、兵装も近代化。射程約100キロとされる国産のHHQ9型対空ミサイルを、連続発射が可能な6連装回転式のVLS(垂直発射装置)8基に納めたほか、近接航空防御用の30ミリ多銃身機関砲を2基備え、個艦防御能力も高めた。100ミリ単装砲1基、YJ62艦対艦ミサイルの4連装発射筒2基により、対艦戦闘能力もあなどれない。また、後部に格納庫と飛行甲板が設けられ、ヘリコプター1機を搭載できる。ガスタービンエンジン2基、ディーゼルエンジン2基を搭載。巡航時はディーゼル、戦闘航海時はガスタービンを使用するCODOG方式で、最高速力は29ノット(時速53.7キロ)とみられる。
 
 中国海軍は、2009年1月から海賊対策としてアフリカのソマリア沖に艦隊を派遣したが、その中核に旅洋II型ミサイル駆逐艦を据えた。ソマリアへの艦隊派遣は国際貢献として実施されたが、中国海軍の実力を示す機会ともなり、各国の関心が集まった。
 
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[Yahoo!知恵袋でのコメント]
 
ベストアンサーに選ばれた回答nmurasさん
 
 イージスシステム(Mk7統合武器システム)そのものを中国で作るのは、当然ですが無理です。
 ただし「イージスに近い能力」を持たせること自体は不可能ではないでしょう。
 
 で、蘭州級の武器システムは、フランスとロシアの技術を中核にしています。(中枢の指揮システムはフランスで、ミサイルシステムはロシア)
 これをベースに、アメリカからスパイ活動で獲得したイージスやパトリオットの技術を投入して改良したシステムなのです。
 ベースのシステムはしっかりとした実績のある(中国でも他の艦で使用経験あり)ものですから、それなりの性能にはなるでしょう(個人的には、フランスの指揮システムとロシアのミサイルシステムの接続に不安があるのですが、これまでの実績を見ると大きな問題はないようですし)。同時に、イージスよりも劣るベース技術に、イージスの技術の一部をそのまま投入しても、オリジナルのイージスと同等の性能にならないのは明らかです。
 中国海軍自身も、イージスと対等とは思っていないようです。
 でも、たとえばイージスシステムの80%の性能が出れば、それはそれで十分でしょう。性能で劣る部分は、数で補えばよいわけですから。
 
回答日時:2010/10/6 12:54:39