企業の海外移転が進めば、政府は税源を失い、日本人労働者は職も行政サービスも失う。日本人は、海外に出稼ぎに出なければならなくなるだろう。
[試考]
企業の海外移転が進めば、政府は税源を失い、
日本人労働者は職も行政サービスも失う。
日本人は、海外に出稼ぎに出なければならなくなるだろう。
◇ ◆ ◇
【1】トヨタ・三菱は、日本最大級の企業である。
◇ ◆ ◇
【2】法律や税金の話はさておくにせよ、『不景気』といいつつも日本人の賃金は世界水準では高く、できるかぎり海外に人材や労働者を求めたいところだろう。
企業の海外移転が進めば、政府は税源を失い、日本人労働者は職も行政サービスも失う。
日本人は、海外に出稼ぎに出なければならなくなるだろう。
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【3】現在、月臣の勤める会社の、僕の部署では、21人の従業員のうち、
社員:2
パート:13
バイト(日本人学生):4
バイト(中国人留学生):2
という構成になっている。
以前は「社員3人体制」だったものを、おそらく人件費節減という事で、レギュラーの一人を異動(左遷??)し、本部からの臨時出向を1名置くようになっている。
それに伴って、パートやアルバイトの中で、能力の高い者を、賃金据え置きで正社員の代わりとして研修し、部署全体の能力を維持している。
また、日本人・中国人の区別なく、学生アルバイトには交通費が支給されない。
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おそらく、法律や経済や、社会全体の質の低下など、さまざまなバランスの行き着いた結果のひとつであり、一概にこの状況を否定することはできないが、長期的に考えれば、状況が悪化する可能性も考えられる。
そうなった時僕は、留まるにせよ、脱出するにせよ、大きな決断をしなければならなくなるだろう。しかも、僕もいつの間にか年をとり、「おじぃ一歩手前」である。
限られた能力を持ち、限られた命を持ち、『「人間らしく」且つ「合理的に」』生きようとすれば、僕はどう行動すればよいだろう??
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個人的な話ではあったが、あの「派遣村」の時のように、僕以上に窮地に立たされている人がいるのではないか、と思い、参考になればと思って書いてみた。
人生は、やりようによっては上手くいくが、「不景気」と言われる今の日本において、『飛翔』は、難しい作戦となるかもしれない、実現不能とまではいわないが。