[書評]【嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え】(単行本( ソフトカバー)) 岸見一郎 (著), 古賀史健 (著)

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毎朝の #モーニングサテライト で、上位5位に入りつづけているので検索してみました*´艸`* #テレ東 #ビジネス #経済

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[カスタマーレビュー(1)]
★★★★★ 行き詰まりを打開したければ、ぜひ
├2014/1/24
├参考になった(1870人中1710人)
riorukarena
Amazon.co.jpで購入済み

「私は、過去にまったくの畑違いの職場に異動となり、これまで築いたキャリアもご破産、周囲の目も厳しく、応援も得られず孤立したので、やがて心身ともに悲鳴を上げ、2回の休職を繰り返してしまいました。それは辛い日々でした。」

そんな私に、これは衝撃の一冊となりました。

上記の「 」内の文章は、本書を読めば、このように書き直さなくてはなりません。

「私は、新しい職場で『役立たず』と人から評価され傷つくことを過度に恐れ、それを回避するため休みました。心身ともに悲鳴を上げたのは、それにより休むことができるからです。辛いですが、休めば傷つかなくて済みます。そして、休むという目的のため、『畑違いの職場への異動』『キャリアがご破産』『周囲の目が厳しい』『応援も得られず孤立』という一連の理由を、後から後から探しました。」

これは衝撃ですよ。衝撃と言わずして何という。

筆者もいうように、この考え方は劇薬です。最初は厳しいです。

でも、読んでいくうちに、「こう考えないと、私自身が行き詰まってしまうなあ」と思うようになりました、

今後、心身ともに悲鳴をあげないためには、どうしたらよいのか。

本書では、克服の部分まで力強く提示してくれます。夢中になって読みました。

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[カスタマーレビュー(2)]
タイトルは「嫌われることに勇気を持て!」という意味ではありません。
├2014/3/28
├参考になった(1426人中1292人)
Amazon Customer "せつえもん"

私は本書を読み終えた後、すぐに行動を起こしました。
会社の溜まったスプレー缶を潰し、汚れたタオルと軍手を洗濯し、トイレ掃除を行いました。
ここでレビューしようと思ったのも、本書を読んだ影響だとはっきり述べることが出来ます。

本書はアドラーという人物が述べた心理学です。
人が生きること、自由、幸福、人生観が主な内容です。

私はタイトルだけで心奪われ、内容も詳しく見ずに購入致しました。
「嫌われる勇気」・・・タイトルだけで内容を推測するならば、
「自由に生きたいのなら、他人に嫌われようが関係ない!突っ走れ!」
といった内容なのかと思いました。

しかし読み終えた後は、こう言い換えることが出来ます。
「他人に好かれようが嫌われようが、それは他人が決めることである。自分自身が選ぶライフスタイルに勇気を持て。」
嫌われることそのものに勇気を持つのではありません。自分自身が選ぶ自身のあり方に勇気を持つ。という意味に今は思えます。

本書は一読しただけで、内容を完璧に把握し、自分の物にすることは困難だと思います。
内容でも述べられています。
「歩んできた人生の半分の時間を使わなければ、アドラーの心理学は自分のものにはならない。」
「えぇ~・・・そんなに難しいの?」「自分の物にすぐならないんじゃあ、読むのためらうなぁ。」
と、レビューをごらんのあなたをガッカリさせたい訳ではありません。
私は確かに最初に述べたことをすぐさま実行でき、行動そのものが変わりました。
本書はとてつもない劇薬です。(※私は宗教関係の者ではありません。一般の土木関係のサラリーマンです。)

とても印象に残っているフレーズがあります。
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ますことが出来ない。」
解釈すれば、
「馬に水を飲ますために、水辺に連れていくことは出来る。」
「馬が水を飲むかどうかは、馬自身が決めること。他人の私たちが決めることではない。」
という意味になります。

人間で言い換えるなら、
「相手に何かを行動してもらうために、私自身が行動の決定権を握ってはいけない。」
「相手が行動する何かを決定するのは相手自身である。」
「私自身は行動してもらうために支援ができるだけである。」
と解釈出来るでしょうか。詳しくは本書をごらん下さい。

本書は自分の意識を変化させる劇薬で大変おすすめです。
最後までレビューを拝見して頂き、ありがとうございました。

【追記 2015年1月16日】

新たに2冊目を購入し、現在も愛読し続けています。
読む間を空けると内容が頭から抜け出てしまいます。
「歩んできた人生の半分の時間を使わなければ、アドラーの心理学は自分のものにはならない。」
という本書の一文は、「やはりそうなんだなぁ。」実感してしまいます。

本書を読む時は、赤・青・緑の三色ボールペンで色分けしながら読んでいます。
・赤は「絶対重要」と思うもの。
・青は「赤ほどはで無いが、重要かな」と思うもの。
・緑は「この一文おもしろいな」と思うものです。
色分け作業は、本を開けばどこが重要であるかが一目ではっきりします。
本書は理解するのに難しい内容です。

目的論、トラウマの否定、承認意欲の否定、傾向性、課題の分離、人生のタスク
他者貢献、劣等性・優越性コンプレックス、ライフスタイル、共同体感覚、縦・横の関係

ざっくりあげてしまうと、こういったワードたちについて述べられているのが本書です。
色分けという一手間が理解を助けると信じて実行しています。