【七曜(しちよう)】( Feペディア)

【七曜(しちよう)】(Feペディア)

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七曜(しちよう)とは、肉眼で見える惑星を五行と対応させた火星・水星・木星・金星・土星と、太陽・月(陰陽)を合わせた7つの天体のことである。七曜星とも言う。

近代天文学が発達する以前は、恒星よりもはるかに明るく見え、天球から独立して動くという点で、惑星と太陽と月は同種のものと(言い換えれば太陽と月も惑星に含めて)考えられ、また、世界各地で神々とも同一視され、特別の扱いを受けていた。

現在の週は七曜がもとになっている。

本来の順番は、天球上の動きが遅い(=地球から遠い)順に、土星から始まり月で終わる(土星木星・火星・太陽・金星・水星・月)と考えられた。やがて土星を初めとして現在よく知られている順番(土星・太陽・月・火星・水星・木星・金星)で一日ずつを守護するとされ、七曜の内のある天体が守護する日をその天体の曜日と呼んだ。

占星術の九曜は七曜がもとになっている。
日食に関係している羅府、計都を七曜に加える。

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関連項目

六曜

曜日
宿曜経

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【曜日】(Feペディア)

曜日(ようび)とは、七曜(7つの天体)が守護するとされる日のことをいい、曜日が循環する7日の組の事を週と呼ぶ。

日本語では現在でも各曜日を、日曜日、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日のように七曜の名を冠して呼ぶが、地域によっては、後に曜日の名に番号、土着の神、イベント等が当てはめられ、七曜との関係は忘れられている。

これについては後述の「各言語での曜日の名称」を参照。

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4. 各言語での曜日の名称
4.1 ロマンス諸語

イタリア語、スペイン語などの多くのロマンス諸語では、キリスト教ローマ神話に由来する呼び名が使用されている。

例えば、スペイン語ではdomingo(日曜日)は主、lunes(月曜日)は月、martes(火曜日)は軍神マルス、mi rcoles(水曜日)は商業の神メルクリウス、jueves(木曜日)は神々の王ユピテル、viernes(金曜日)は愛の女神ウェヌス、s bado(土曜日)はユダヤ教安息日をそれぞれ起源としている。

アジアでは、(ロマンス諸語には含まれないものの)タガログ語などフィリピンの諸言語がスペイン語の曜日名を借用している。

ただし、タガログ語において日曜日のみは週を表すLinggoと呼ばれるが、これもスペイン語の"domingo"がなまったものと言われる。

ポルトガル語では、S bado(土曜日、第七曜日)、Domingo(日曜日、第一曜日)以外は数詞を冠して、月曜日をSegunda-Feira(第二曜日)、火曜日をTer a-Feira(第三曜日)、水曜日をQuarta-Feira(第四曜日)、木曜日をQuinta-Feira(第五曜日) と 金曜日をSexta-Feira(第六曜日)と呼び、神話に起源をもつ名称を排除している。

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4.2 ゲルマン語

英語やドイツ語、オランダ語といったゲルマン系の言語では、日曜日 () は太陽 ()、月曜日 () は月 () にちなむ。また、ローマ神話の神々に相当する北欧神話の神々の名も採用されている。

英語においては、火曜日 () は北欧神話における天空神テュールに、水曜日 () はアングロサクソンの主神オーディン(ウォドン)、木曜日 () は北欧の雷神トールに由来しており、金曜日 () は北欧の愛の女神フレイヤ(フロイア)、土曜日 () はローマ神話に登場するサトゥルヌスを起源としている。

ただし、アイスランド語では日曜日 (sunnudagur) と月曜日 (m nudagur) が太陽と月に由来する部分では他のゲルマン系の言語と共通するが、残りの曜日において、北欧神話の神々の名はすべて排除された名称が用いられる。

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4.3 その他

ヘブライ語アラビア語では、一神教の影響もあって、曜日は番号で言い表される。安息日(土曜日)を意味する「シェバト」も「第7日」という意味である。

国際航空業界の時刻表などでは、月曜日を1、火曜日を2、…日曜日を7と表示している。