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メディア・リテラシー[1/4]
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』


メディア・リテラシー(英: media literacy)とは、情報メディアを主体的に読み解いて、必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと。

「情報を評価・識別する能力」とも言える。



ただし「情報を処理する能力」や「情報を発信する能力」をメディア・リテラシーと呼んでいる場合もある。なお、この項では主に、「情報を評価・識別する能力」という意味のメディア・リテラシーについて記述する。

メディア・リテラシーで取り扱われるメディアには、公的機関やマスメディア(新聞、テレビ、ラジオ等)を始め、映画、音楽、書籍や雑誌等の出版物、インターネット、広告等、様々なものがあり、口コミ(口頭やブログ等)や各種の芸術等も含まれる事がある。



 ◇ ◆ ◇

目次

[1/4]概要

[2/4]要因別に見た情報の偏りの例

[3/4]日本史上におけるメディア・リテラシーの必要性を示す事例

[4/4]メディア・リテラシー教育

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概要

受信者のメディア・リテラシー

情報を受け取る側である受信者は、発信された情報には程度の差こそあれ、何かしらの偏りがある事を理解する必要がある。

一方に偏った情報をそのまま鵜呑みにしていたのでは、その物事に関する正しい知識を身に付ける事が難しくなる。また、今日の社会では情報への依存度が非常に大きい。それ故、場合によっては偏った、あるいは間違った情報をそのまま信じてしまった為に、様々な局面で何かしらの不利益を被ってしまう可能性も十分予想される。
その為、受信者の側に立つ人間には、発信された情報を受け取る際、

「その情報は信頼できるかどうか」
を判断する事はもちろんの事、

その情報にはどのような偏りがあるか

さらに一歩進めて、
その情報を発信した側にはどのような意図・目的があるか
(つまり、なぜ、わざわざ、そのような情報を流したのか? なぜ、わざわざ、そのように編集したのか?を考えること。)

等を始め、各種の背景を読み取り、情報の取捨選択を行う能力が求められる。そしてこれが、先の「情報を評価・識別する能力」となる。

現実には、メディアが発する情報はすべて正しいとは限らず、何らかの事情や意図によって、嘘や誇張、間違った情報などが含まれていることがしばしば見られる(大掛かりな例では大本営発表イラク戦争でのアメリカ政府発表などがある)。メディア利用者はそのことを常に理解する必要がある。そのためにはメディア情報の話者、目的、内容、背景等を的確に読み取る必要がある。また、それらを理解すれば、情報を正しく利用することが可能になる。



発信者のメディア・リテラシー

一つの物事について様々な捉え方がある事、また自分なりの捉え方に基づき情報を発信出来るという事自体は、思想・表現の自由上、望ましい事である。しかし、マスメディアは、発信する情報に私見を加える事を極力避け、偏った内容にならないように最大限、心がける必要がある。

これは極めて多数の人間がマスメディアを利用しており、それだけ社会に及ぼす影響力が大きいからである(当然、公的機関にも同じ事が言える)。

逆に言えば、マスメディアが虚偽報道をしたり、ある意図(例えば特定の人物、勢力を有利、あるいは不利な状況に導く等)に基づいた報道を行えば、その影響も大変強いものとなる事を意味する。
その為、マスメディアには信頼性・中立性が求められる。マスメディアがしばしば「第四の権力」と呼ばれる理由も、ここにある。



(<中略>「受信者の制約と情報保障」---時間的制約および長文圧縮のため。)

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