【エチゼンクラゲ】

 [転載]
 
近年、日本海沿岸で大発生し、漁業に深刻な影響を与えている大型クラゲ「エチゼンクラゲ」。
そのエチゼンクラゲをなんとか有効活用しようと、様々な取り組みがなされていますが、この度、愛媛大学と食品製造会社「マルトモ」が共同で、エチゼンクラゲを肥料に加工する実験に着手したそうです。
読売新聞の、「海の厄介者・エチゼンクラゲ大三島桜島で肥料化実験へ…愛媛大とマルトモ」という記事によると、

 日本海などで深刻な漁業被害をもたらしているエチゼンクラゲを、砂漠の緑化に役立てようと、愛媛大(松山市)と伊予市の食品製造会社が共同研究を進めている。保水性が高く栄養分が豊富なクラゲを乾燥し、肥料にする技術で、大型のエチゼンクラゲを使えば、大量に安価な肥料が調達できるというアイデア。同社は肥料化技術の特許を出願しており、漁業関係者は「海の厄介者が砂漠の救世主になる日が来るかも」と期待している。
 
とのこと。
クラゲは体の99%が水分ですから、その強力な保水力を砂漠緑化に活用するというのはなかなか面白いアイデアですね。