【財政赤字が続くと、投機マネーの餌食となるといわれています。具体的に、日本の国債をどのように処分してかれらは儲けるわけですか。 】

[経済;知恵袋]
財政赤字が続くと、投機マネーの餌食となると
いわれています。具体的に、日本の国債
どのように処分してかれらは儲けるわけですか?
 
イメージ 1
主要格付け会社による国債格付け(リスク高度)
[転載元]「ひふみ神示
 
【Q】財政赤字が続くと、投機マネーの餌食となるといわれています。
具体的に、日本の国債をどのように処分してかれらは儲けるわけですか。
 
【A】suruya_fukuさん
 ご期待に沿える回答かどうかわかりませんが、CDSのことでしょうか・・・?
国債保証料率と言って、いわばその国債が破綻したときの保険のようなものです。英語でクレジット・デフォルト・スワップCredit - Default - Swap)と言います。
 
 本来は国債と対になって、国債の何%かを信用保証料とします。これによって、その国債が破綻したときには損失を補填してもらう仕組みです。そのCDSが、今度は別の市場で取り引きされるのです。 
 
 日本の場合には国債のほとんどが国内で消化されているのにCDSはほとんど海外で消化されています。
 
 国債が危ないと予想されると、この信用保証料率は上がります。逆に安定している国債では信用保証料率が下がります。ですから、日本国債が危機的になれば信用保証率が上がって儲かるわけですね。
 
 先日、菅内閣が新たに内閣閣僚を発表したとき、日本の景気回復は遠のいたという観測が広がって、一気に0.14%近く上がりました。アメリカの格付会社が日本国債の格付を下げたのはその直後でした。きっとこれが影響したのでしょう。
 
現在、日本国債CDSは0.86%です。
 
アメリカ国債が   0.51%
ドイツ国債           0.60%、
 
スペイン国債       2.97%、
ポルトガル国債    4.84%、
アイルランド国債        6.29%です。