【自己資本比率】日本大百科全書(小学館)

[用語;金融のフシギ]
 
 
 みなさま、御無沙汰しております。
 
 社内で異動があり、新しい仕事のための勉強等で、あんまり自由な時間が取れずにいます。
早くトレカ製作を再開したいところではありますが、もう少し真面目に仕事に向き合ってみたいと思っています。ある意味「リア充」??(笑)
 
 現在の職場近くには、歴史遺跡が多く、日本の政治・行政・経済の中心とあって、初めて名前を聞くような巨大金融機関などもあり、歴史・社会好きにとってはたいへん興味深い街です。
 
 昨夕は仕事の後、自分の仕事エリア周辺について、もっとよく知るため、散歩がてら大手町まで歩いてみました。
 
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↑(左)大手町2丁目、常盤橋公園にそびえ立つ「渋沢栄一像」。
 
(右)↑
金融のことは詳しくないけど、企業を運営するには、「自己資本(株式・利益を源泉とする社内留保:返済義務ナシ)」と「他人資本(金融機関や取引先からの借り入れ:返済義務アリ)」が必要で、自己資本比率が高いほど、「企業の安定度は高い」と評価されるのだそうな。
 
 
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以下、WEBで見つけた面白画像や、百科事典の記事などを並べて見ます´艸`
 
 
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↑(左)
街を歩いていると、ものすごく長ぁ~い名前の金融機関や、似てるけどちょっと違う名前の金融機関などがあり、かつての金融機関の再編の跡がうかがえる。
 たとえば、「みずほコーポレート銀行」(丸の内1丁目-3)は、もともと「第一勧銀」「富士銀行」「日本興業銀行」などが統廃合の結果、一般消費者向けの「みずほ銀行」と、企業向けの「みずほコーポレート銀行」へと整理されたという経緯があるらしい。
 
(右)↑
なんかヘンなマンガも拾った(笑)。
「金の斧」「木こりとヘルメース」を元ネタとする4コママンガで、正直で欲のない木こりに呆れた泉の女神が、「ウマい商売の仕方」について伝授する、というモノ。
 ナルホド、「ウマい商売」ってのは、他人から借りたカネで設備や人員をそろえて利益(売り上げ?)の中から利息を返す、って意味なのか^皿^;
 
↓(下)
もう1つ、貸借対照表について簡潔(??)にまとめたマンガを拾ったので、みんなで見よう♪
 
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[用語]
 
 使用総資本に対する自己資本の割合。
 
 企業の財源は、資本主自身から提供される自己資本=純資産と、債権者など第三者から調達される他人資本=負債とからなる。
 企業の財務的安全性をみるとき、自己資本の構成比率の高いほうが、健全で耐久力が強いといえる。
 近年、日本の事業会社は自己資本比率が高まる傾向にあるのに対し、銀行のそれは依然として欧米に差をつけられている。
 
 
 国際決済銀行(BIS)のバーゼル銀行監督委員会は1988年、金融システムへの信頼を高めるためという理由で、国際業務を行う銀行に対して8%以上の自己資本比率を維持するよう求めた(BIS規制、バーゼル合意ともいう。国内業務銀行は4%以上)。
 2004年には規制を強化した新BIS規制が公表されたが、その後、2008年の世界的金融危機リーマン・ショック」にみられるように、世界の金融情勢は不安定さを脱していない。
 そのため、同委員会は2009年に新BIS規制を改正した新たな銀行自己資本規制案を決めた。その柱は、普通株と(利益の)内部留保だけを狭義の中核的自己資本とみなす、いわば自己資本の質を高めることが主眼となっている。項目ごとに長期の経過措置を設けるものの、2012年末からの段階的実施を目ざしている。
 
[ 執筆者:原 正輝 ]