[Q]【古代の戦争で戦車(チャリオット)が活躍し、廃れたのはなぜでしょうか?? 】(Yahoo! 知恵袋)

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[Q]【古代の戦争で戦車(チャリオット)が活躍し、廃れたのはなぜでしょうか??】(Yahoo!知恵袋)

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[Q]dekisugi007さん

『古代の戦争で戦車(チャリオット)が活躍し、廃れたのはなぜでしょうか??

古代エジプトヒッタイトだけでなく、古代中国の殷や周でも戦車が使われていましたが、他に戦車戦を行った古代国家はあるでしょうか。

主戦場が戦車戦に適した平原だったこともあるのでしょうが、戦車以前の戦法は何で、それがどうして戦車に移行したのでしょうか。
古代の戦場で、具体的にどのような運用思想で戦車が用いられたのか、教えてください。

また、いつごろ、どうして戦車が廃れたのでしょうか。
戦車の役割を他の兵器に譲ったのでしょうか。
あるいは、戦車の役割自体が不要になるような、
大きなパラダイム・シフト(価値観の変化)があったのでしょうか。

騎乗技術などの技術革新が関係しているものと思われますが、
具体的にお願いします。』

◇ ◆ ◇

[Q]ベストアンサー

iikuni1180さん

『御想像されているとおりで、戦場に「騎兵」より先に「戦車」が登場するのは、一般には「鞍(くら)」が発明されていなかった、普及していなかったからだと考えられています。

鞍のなかった時代、乗馬は馬の背に布を敷いて直接跨っていたのですが、この方法では大きな動きに身体をホールドできず、戦闘行動には不向きだったのです。

そして、ご指摘のように、馬具の進歩により、騎乗射が可能になると、地形的制約が大きく、従って汎用性機動力の低い「戦車」は、儀礼的、象徴的なものを残して衰退してしまいます。
この現代でさえ、装甲車は戦場機動に劣る車両と判断されるのに、あのように木のスポークだけの車輪では、ほんの限られた平原でしか使えませんし、歴史学者などが復元した戦車でも、操縦の難しさや振動で、よく戦場に出られたものだ、というような能力しかありません。

そのころの騎兵は、まだ「鐙(あぶみ)」がありませんが(発明は7世紀ころらしい)、それでも腰をひねっての全周射撃は可能でした。

ローマが対峙したので有名なパルチア騎兵は後ろ向きの射撃が上手で、パルチアン・ショットというのは英語で「捨て台詞」という意味になっていますが、ともかく、戦闘能力と言う点では格段に違ったのです。』