【フォーミダブル級フリゲート( シンガポール海軍) 】(Feペディア)

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【 #フォーミダブル 級 #フリゲート ( #シンガポール海軍 )】(Feペディア)
[写真]ステッドファスト (70)

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◇ ◆ ◇

[艦級概観]
艦種 フリゲート
艦名 英語の形容詞
建造期間 2002年 - 2006年
就役期間 2007年 - 就役中
運用者 シンガポール海軍

[性能要目]
排水量 満載 3,800 t
全長 114.8 m
全幅 16.3 m
吃水 6.0 m
機関 CODAD方式
MTU 20V 8000 M90ディーゼルエンジン (8,200 kW/{{#invoke:Math|precision_format| 10,996.381134679 | 1-4 }} hp) 4基
スクリュープロペラ 2軸
速力 最大: 31ノット
航続距離 4,200海里 (18kt巡航時)
乗員 70名および航空隊15名
兵装 76mmスーパー・ラピッド砲 1基
タイフーン 25mmRWS 2基
12.7mm単装機銃 4基
シルウ゛ァーA50 VLS
(アスター30 SAM; 8セル) 2基
シルウ゛ァーA43 VLS
(アスター15短SAM; 8セル) 2基
ハープーンSSM 4連装発射筒 2基
B515 3連装短魚雷発射管
(A244/S短魚雷用) 2基
艦載機 S-70B哨戒ヘリコプター 1機
C4I CENTRIXS 作戦調整システム
(インマルサット衛星通信)
ACCESS 作戦指揮システム
(ST-1衛星通信)
海軍戦術情報システム
(DSTA CMS+リンク 11)
レーダー ヘラクレス 多機能型 1基
スキャンター2001 航海用 1基
ソナー EDO 980 ALOFTS 曳航式 1基
電子戦・
対抗手段 C-PEARL-M 電波探知装置
NGDS 8連装チャフ・フレア発射機 2基

◇ ◆ ◇

フォーミダブル級フリゲート ()は、シンガポール海軍が運用するフリゲートの艦級。トライデント級()とも称される[1]。

フランス海軍のラファイエット級フリゲートの派生型であり、原型艦譲りの優れたステルス性を備えたステルス艦である。

またこれに加えて、新型のヘラクレス多機能レーダーを中核とした防空システム、曳航ソナーとシーホーク哨戒ヘリコプターによる対潜戦システムを備えており、多任務に対応できるようになっている。

1.来歴

計画名はNGVP(New Generation Patrol Vessel)であり、当初計画では、1997年から1998年にかけて、1,000トン級ミサイル・コルベット8隻が発注されることになっていた。

しかし各種の新技術を導入する要請から、まもなく艦はフリゲート級にまで拡大され、これに伴い計画は遅延した。

2000年3月3日、設計およびネームシップの建造がフランスDCN社に発注され、2002年11月14日より建造が開始された[1]。

◇ ◆ ◇

2.設計

本級はステルス性を向上させるため、艤装の艦内収容を徹底している。

魚雷発射管や搭載艇は勿論のこと、錨や係留装置などもできるだけ艦内に収容し、開口部にもレーダー波を吸収する覆いがかぶせられている。

船体もV字形の傾斜がかけられ、上構は逆V字形の傾斜がかけられた一体構造でレーダー波を反射しにくいように設計されている[1][2]。

その一方、主機関としては、原型艦と同様にCODAD方式を採用しており、MTU 20V 8000 M90ディーゼルエンジン4基で2軸の推進器(固定ピッチ・プロペラ)を駆動する[2]。

ディーゼル推進は、一般的にガスタービン推進よりも煙突を小型化できる一方で、放射雑音が多く、音響ステルス性には劣るとされている。

◇ ◆ ◇

3.装備

本級の戦闘システムの中核となるのが、艦橋構造物上の前檣頂部に設置されたタレス社製 #ヘラクレス多機能レーダー である。

これはSバンドで動作する #フェーズド・アレイ・レーダー で、ピラミッド型のレドーム内に1面のレーダー・アンテナを収容して、毎分60回転することで全周360度を捜索する。

対空目標の捜索距離は250km、同時に400個以上の目標を追尾することができる[1]。

また、アスター艦対空ミサイル・システムと完全に統合されており、その射撃指揮も担当する。

本級は、シルウ゛ァーA50型VLSとシルウ゛ァーA43型VLSを16セルずつ搭載しており、ここに合計で32発のアスター艦対空ミサイルを収容する。

シルウ゛ァーA43型は、アスター艦対空ミサイルを収容できるものとしてはもっとも小型のモデルであり、短射程のアスター15のみを収容する。

これはアメリカのESSMにおおむね相当するもので、 #個艦防空 および #僚艦防空 に使用できる。

一方、シルウ゛ァーA50は底が深く、より大型のブースターを装備して射程が長いアスター30の運用に対応する[2]。

原型艦はソナーおよび対潜兵装を持たなかったことから、その設計を踏襲した本型でも、艦体装備ソナーは採用されていない。

そのかわりに、EDO社製のモデル980 ALOFTS(Active Low Frequency Towed Sonar) #曳航ソナー が装備されている。

これはAN/SQS-35の曳航体を流用したアクティウ゛・パッシウ゛両用のVDS-TASSで、その名の通り、1.1キロヘルツないし1.7キロヘルツという超低周波帯に対応できる。

音源音圧は220デシベルである。

曳航ケーブルは基本的には200メートル長で、また曳航体の後方にはさらに100メートルのケーブルによって長さ60メートルの聴音アレイが曳航されている[3]。

対潜兵器としては、A244-S短魚雷用のB515 3連装魚雷発射管を2基、後檣直前の両舷に搭載しているが、ステルス性保持のため、非使用時はシャッター内に格納されている。

またS-70B哨戒ヘリコプターを1機搭載している[2]。