大江戸ロケット第一話

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大江戸ロケット[第一話(1/3)]

天保十三年の初夏のこと。 江戸の街は、時の老中・水野忠邦の発した天保の改革によって、華やかなるもの贅沢なるものが御法度となっていた。

そんなご時世にも関わらず、『玉屋清吉(実在の人物)』は、まだ誰も見た事が無い程のドでかい花火を作ることを諦めようとはせず、役人から逃げ回りながらの花火研究を続けた。

そんなある夜。人外の青の獣と白の獣が目付黒衣衆によって捕らえられようとしていた。 青の獣は討ち取れたものの、白の獣は清吉の打ち上げた花火が原因で逃してしまった。

翌朝、清吉の前に現われた『謎の美少女・ソラ』が、月まで届く花火を清吉に依頼する。 途方も無い依頼ながらも、お定めによって明るさを失いつつある江戸の街に勇気を与えるために、清吉は一世一代の大仕事に立ち上がる。

清吉の住む『風来長屋』のクセのある住人や弟・駿平の協力で、「月ロケット打ち上げ計画」が動き始める。[wikipedia]
最近気に入っていて、何回も再生しているアニメ『大江戸ロケット』。

もともとは2001年、夏には大阪、秋には東京で上演された演劇。
[wikipedia]
『大江戸ロケット』(おおえどロケット)は、劇団☆新感線による日本の演劇作品。中島かずき作、いのうえひでのり演出。2007年4月よりアニメ版が放映された。
(ジャンル:SF、時代劇、コメディ)
■■時代劇・SF、そしてコメディ■■

●月臣は、「Yahoo!ブックマーク」では、この作品を【SF時代劇ミックス】というタイトルでカテゴライズしている。

舞台の基本設定は江戸時代だが、「からくり」をはじめとするテクノロジーが発達していて、「SFチックな要素」がミックスされている。

ぜんまいざむらいや「キャット忍伝てやんでえ」、あるいは「タイムボカンシリーズ」などに通ずる表現手法だと思う。

●江戸時代を基本としているので、「古き良き日本」「忍者アクション」「妖怪ホラー」「陰陽術」などを盛り込むことができ、視聴者をぐいぐいと引き込む力を持っている。

また、平賀源内・水野忠邦遠山景元(遠山の金さん)などの実在の人物も登場することで史実とのつながりを妄想させる高揚感があり、更に、江戸時代のからくり技術が現代日本の科学技術につながるまでの成長の楽しさも感じることができる、「一粒で何度もおいしい」充実した娯楽作品となっている。


■■魅力的な作画陣■■

●メインキャラは吉松孝博氏が担当しているが、「ゲストキャラデザイン」としてみなもと太郎椎名高志そのほかの漫画家が参加しているのが更に魅力である。

(付記:そもそも、みなもと太郎椎名高志両氏の漫画をこよなく愛する月臣が、両氏にに接点がないかと検索してヒットした作品である。)

みなもと太郎は、漫画「風雲児たち」で、幕末の歴史の成り立ちを関ヶ原から説き始めるという大冒険を試みる漫画家である。

椎名高志は、「ゴーストスイーパー美神」「絶対可憐チルドレン」などで週刊少年サンデーを支えてきた漫画家で、エスパーとツンデレが好物である。

みなもと先生の絵がアニメで動くのはこの作品が初めてなのではないか?風雲児たちでは吉田松陰、『冗談新撰組』では沖田総司として既に登場しているキャラを、この作品では「からくり職人の新佐」として流用(笑)し、アフレコにはおジャ魔女どれみシリーズの「島倉かおり」、金色のガッシュで「ナオミちゃん」を演じた山田きのこ女史が活躍している。

椎名先生が描くキャラは、主人公清吉が修行した花火職人鍵屋の娘「おりく」。「爆発小町」の二つ名を持つ元許婚で、ヒロイン「おそら」に対抗意識を持ち、いつもツンツンしている。


■■そうそうたる声優陣■■

他に、クールで二枚目の隠密「銀次郎」を「おっはー!」の山寺宏一氏、

がめつい商売の女王「お伊勢」に「∀ガンダム」でロランを演じた朴□美(ぱく ろみ;□は王偏に路)女史、

主人公清吉の弟で、メガネでおかっぱという「そのスジのお姉さま方が大喜びしそうな美少年:駿平」を、金色のガッシュでティオを演じた釘宮理恵女史、

悪役の「青い女」を櫻井智女史、

ナゾの老人「隅の御隠居」には金色のガッシュで「ナゾナゾ博士」を演じた納屋六朗氏(ルパンの銭形の納屋悟朗氏の弟)、

そして、蛮社の獄蘭学者を弾圧した南町奉行鳥居耀蔵には、独特の経歴や演技で人気の若本規夫氏(ドラゴンボール - セル)が入魂している。