【関東大震災】
【関東大震災】事件カード
大正12年(1923)9月1日午前11時58分に、相模(さがみ)湾を震源として発生した大地震により、関東一円に被害を及ぼした災害。マグニチュード7.9、最大震度6。家屋倒壊に火災を伴い、全壊約13万戸、全焼約45万余戸、死者・行方不明者約14万名。震災直後の混乱の中で、亀戸事件・甘粕事件が起き、また、多数の朝鮮人が官憲・自警団によって虐殺された。(Yahoo!辞書より引用)
■■月臣コメント■■
●炊き出しなどの救援活動が行われる一方で、警察などの国家権力が行き届かない現状に、町内会のおじさんなどのごく普通の人々が自衛組織をつくり、自分たちの街を護ろうとした。自然な善意から発した行動だったと思う。
●一方、「在日外国人が暴動を起こす」という流言が広まったそうだが、一部の流言は警察や軍が流したものとの情報もあるようだ。
●台湾経営・満鉄総裁・シベリア出兵などで手腕を発揮していた後藤新平は、内務大臣、兼帝都復興院総裁として都市計画を主導し、大幅な縮小はあったものの、銀座の町並みなどに、今も新平の復興政策の跡を見ることができる。