【ナニワ金融道 ゼニのカラクリがわかるマルクス経済学】 (講談社プラスアルファ文庫)

ゼニのカラクリがわかるマルクス経済学
 (講談社プラスアルファ文庫)
 
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 (講談社プラスアルファ文庫)
 
☆☆☆☆★
星4つのレビューを表示;有用性の高い順

12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「一般人向けの解説書」,
 
資本論とか経済学批判をすでにお読みになられた方には不向きです。
アカデミックな本ではありません。この本は言わば「入門書」ですから・・・。
難しい経済学の書籍を読むのは億劫だが、暇な時間に社会の仕組みや金融の仕組みをやさしく知りたい方には読む価値があります。
一般人向けの切り口は如何にも青木 雄二流!
 
 
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
マルクスがわかる!ナニワ金融道がもっとわかる!」,
 2003/10/14 By かたやまみちお (京都) (トップ1000レビュアー) 
 
 ナニワ金融道マルクス経済学が基底になっています。
この本は著者がナニワ金融道で本当に何が言いたかったのか
マルクスの著作を引用しながらマンガも挿入してわかりやすく
解説されています。
 経済学を勉強していて、マルクスをちょこっと知っておこう
という人にも大変おすすめです。
 
 
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
パンドラの箱?」,
2007/11/18 By まくまく (神奈川県)
 
読んでよかったと思うけれど、この本から与えられた宿題の量の多さと重さと大きさに戸惑いました。
世の中、知らないで過ごせばそれまでということがいっぱいあるけれど、知ってしまったものは後戻りできない、そして知らないでいることが結局一番恐ろしいのだと感じさせられました。
ノーム・チョムスキーのマスメディア批判を読んだときと同じような気分です。
各自の信念を根底から問われます。
 
 
資本論」を読破する自信がない人に最適。,
2009/1/10 By うぃっす (東京都)
 
 「資本論」を読もうと思ったが読破する自信がなく、事前に予備知識を得ておこうと読み始めた本。「共産党宣言」や「資本論」等を易しく解説しているので読み易い(ただ、多少論理の飛躍があり、「ほんとうにそう?」と思う部分もあった)。具体例でナニワ金融道の話が出てくるので、ナニワ金融道の読者はより理解が進むと思う。
 
◇ ◆ ◇
 
月臣は自分のことを「中道よりちょい右」くらいに思っていますが、「カムイ伝」や「ナニワ金融道」の好きな僕としては、将来もっと勉強を重ねて、「マルクスのカード」を作れるようになりたいと思っています。
 
かつて青木雄二は(次のような内容のことを)言った。
産業革命華やかな頃のイギリスの労働者階級の暮らしはホンマにヒドかった。マルクスはそんな労働者たちの現実をみて”どうにかせなならん”思うた。優しい人だったんやな」
 
月臣は、この青木雄二の発言を最大限信じたいと思っています。
 
◇ ◆ ◇
 
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[関連書]
 (徳間文庫) [文庫]
 
★みんなが利用している「保険」なるモノが、
『政治資金集めの口実』に見えてしまうのは月臣だけ???^皿^;
 
「出し渋り」など、「企業原理(資本主義??)」に基づいた民間保険業のヒドさに比べれば、日本の健康保険などというものは、存外良心的なモノかもしれない。
 
[蛇足]
「資本」とは、「増えようとする力を持つお金」のコトである。