【十字軍】:Crusade

[メモ]
【十字軍】
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(アンティオキアこういせん、Siege of Antioch)
第1回十字軍の主要な攻城戦の一つ。
1097年10月から1098年6月まで、シリア地方
の重要都市アンティオキアを舞台に戦われた。
 
◇ ◆ ◇
【十字軍】
じゅうじ‐ぐん
the Crusades
→十字軍戦士:a Crusader
十字軍東征Wiki:中文版)
 
 
 11世紀末から13世紀にかけて、聖地エルサレムイスラム教徒から奪回するため、前後8回にわたり行われた西欧キリスト教徒による遠征。
 
 信仰上の動機や教皇権拡大の意図などのほか、やがて東方貿易の利益など種々の動機が絡むようになった。
 
 結局、目的は達成されなかったが、イスラム文化との接触は西欧人の視野を拡大したほか、都市の成長や貨幣経済の発展などは、中世封建社会崩壊のきっかけとなった。

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◇ ◆ ◇
 
Crusade [英語]
Croisade [フランス語]
Kreuzzug [ドイツ語]
 
 11世紀末から13世紀にかけて8回以上にわたって西欧キリスト教徒が東欧、中近東各地に向けて行った軍事遠征の総称。
 
 公式遠征のほかに民衆巡礼団の自発的行動や、中近東の十字軍国家を起点とする近隣地域への進出なども広義の十字軍に含まれる。
 
 また、13世紀末以降16世紀に及ぶキリスト教諸国とオスマン・トルコ帝国との戦争をも十字軍とよぶことがある。
 
 参加者が衣服に十字架の印をつけていたことから、13世紀後半以来この名称が用いられたが、それ以前の史料には「エルサレム旅行」または「聖墳墓詣(もう)で」などと記されている。
 
 [日本大百科全書小学館)] [ 執筆者:橋口倫介 ]