【付加価値( ふかかち) 】(Feペディア)

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【 #付加価値 (ふかかち)】(Feペディア)

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付加価値(ふかかち)とは、ある「もの」が有している価値と、それを生み出す元となった「もの」の価値との差のことである。

一般的に、何らかの「もの」を使って新しい「もの」を生み出すと、元々の「もの」より高価値な「もの」となる。

このようにして高価値となることについて「価値が付加される」という意味合いで、「付加価値」と呼ばれる。

付加価値という用語は、様々な分野をまたがって使用される用語であり、具体的な用法について各分野によって若干の違いがある。

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[1.経済における付加価値]

経済における価値とは財の価格のことだが、生産活動によって生産された商品の価格が原材料等の価格より高くなるのは、生産によって価値が生み出され、付加されたからとする考え方に由来する。

経済における付加価値は、企業などの生産者が生産活動によって作り出した生産額から、その企業などの生産者が購入した #原材料 や #燃料 などの #中間投入物 を差し引いたものを表すものとされることが多い。

#賃金 #利潤 #利子 #地代 #家賃 などに分かれる。

各生産段階で付加された付加価値の合計は、 #最終生産財 の価格に等しい。

#マルクス経済学 の #労働価値説 では、価値の源泉は投下された労働である。

価値を生む特殊な使用価値は労働力だが、 #労働力商品 の価値は #再生産 に必要な #労働量 によって規定される。

#労賃 は労働力の #再生産費 によって規定される。

ところが労働力は自己の再生産に必要な労働量(必要労働)以上に労働できるから、 #対価なしの労働(不払労働)部分は資本家の取り分となる 。

これを #剰余価値 という。

近代経済学では、労働力も土地や建物や機械などの生産手段も、共に生産に必要な #生産要素 であり、 #区別されない 。

生産された付加価値は、各々の限界生産力に従って賃金、利潤、・・・等に配分される。(生産関数が規模に関して収穫不変であれば、オイラーの定理によって、限界生産力に比例した配分により配分し尽くされることが保証される。)

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[2.工学における付加価値]

工学における付加価値は、何らかの工程に基づいて、 #使用者にとって前より優れていること を表すことが多い。

例えば風力発電太陽光発電においては、風や光から電気が生成される。

このような時、 #発電という工程 によって、 #電気を使用する者 にとっては、 #自然現象に対して付加価値が加えられた と考える。

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[3.その他の場面での付加価値]

上記以外において一般的に #付加価値 という言葉が使われる場合、前述の経済や工業における付加価値とは違う、 #独自の価値やサービスが付随するケース を指すことが多い。

例えば、提供する労働力が賃金としての対価だけを求めて働いている人ばかりではなく、労働の #達成感 を得ればそれは、 #労働力を提供する側の付加価値 であり、受けた側が #金銭的価値以上の満足感 を得れば、それが需要者の付加価値と言える。

しかし、その場限りのものではなく、 #連続性 がなければならない。

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[4.関連項目]

#付加価値税
#付加価値再販業者
#公共財