(5/5)『活版印刷』:【補足】活字印刷「世界初」諸説【5】(全5回)

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【5】活版印刷
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%BB%E7%89%88

『西洋における活版印刷の技術は東洋より遅れて15世紀半ばに普及した。一般的にはドイツのグーテンベルク(1398 - 1468)が活版印刷の発明者であるとされるが、グーテンベルクがすべて発明したというよりそれまでにあった技術をシステムとして集大成したというのが実情であろう』

活版印刷の技術はルネサンスの三大発明ともいわれるほど、社会に大きな影響を持つこととなった。かつては社会のごく一部の階層にしか書物が読まれることはなかったが、グーテンベルクの発明以降、(当初はまだ高価なものであったが)次第に書物は普及し、今日では、誰でも読むことができるようになった』


活版印刷のアイディアを最初に発明したのは誰か』という問いに対する答えは恐らく不明なのかもしれない。しかし、大切なのは、そのアイディアによる実用的な発明・技術が、その後の世界にどれほどの影響を及ぼしたか、ということなのだと思う。

極論してしまえば、「誰が発明したかなんてどーでもいい。しかし、俺たちはこんなにたくさんの本を読んで、喜んだり、考えたりできるじゃないか」というコトなのではないでしょうか。


[完]★精読多謝★