【原子炉いろいろ】(2/3)
[メモ]【原子炉いろいろ】(2/3)
新型転換炉「ふげん」(重水減速炉)
日本の重水炉には、2003年に運転中止、廃炉となった「ふげん」(新型転換炉)があり、天然ウラン燃料や、プルトニウム燃料、また、それらを一定の比率で混合したMOX燃料(Mixed - Oxygen)を使用することができ、特に、MOX燃料の研究成果は、軽水炉でのプルトニウム活用『プルサーマル』にも生かされている。
●「高速炉」とは、核分裂反応で生じる高速中性子を、減速させずに連鎖反応を起こさせるようにした原子炉であり、高速中性子炉とも呼ばれる。
日本の重水炉には、2003年に運転中止、廃炉となった「ふげん」(新型転換炉)があり、天然ウラン燃料や、プルトニウム燃料、また、それらを一定の比率で混合したMOX燃料(Mixed - Oxygen)を使用することができ、特に、MOX燃料の研究成果は、軽水炉でのプルトニウム活用『プルサーマル』にも生かされている。
●「高速炉」とは、核分裂反応で生じる高速中性子を、減速させずに連鎖反応を起こさせるようにした原子炉であり、高速中性子炉とも呼ばれる。
ウラン238は、軽水炉においては核分裂を起こしにくく、逆に、「せっかくの中性子」をムダに吸収してしまうので、ウラン燃料の濃縮過程では「劣化ウラン」と呼ばれて、現在では「ゴミ扱い」である。
しかし、核分裂によって生じた「高速中性子」を減速させずに衝突させると、
ウラン238+中性子1コ → ネプツニウム239 → プルトニウム239
という段階を踏んで、プルトニウムへと「2段変身」するのである。
まるで、セーラームーンである。
◇ ◆ ◇
【原子炉いろいろ】
[全3回]
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